戒壇論はここから…

先日私の菩提寺でも慶祝記念総登山が行われ、御住職様の御子息である所化さんお二人と共に記念撮影させて頂きました。お二人の得度前の姿を知っている私にとっては、この短期間で急激に立派になられたお姿に感動するとともに、将来を担われる若い御僧侶方にも妙信講問題の本質を正確にお伝えし、50年先100年先の御宗門の発展にご尽力いただけたらと改めて感じ入ったものでした。

そのようなわけで本日よりは妙信講(顕正会)を破折する上でポイントとなる部分を一つずつ丁寧にお話ししていきたいと思います。

顕正会側と御宗門側の争点の違い

これは私が顕正会から日蓮正宗に移った当初から感じていたことですが、そもそも対顕正会員との対論は話が噛み合っていない人が多すぎます。

どういうことかと言えば、顕正会側から争点として持ち出されるのは「戒壇論」です。しかしながら本来の妙信講(顕正会)の破門理由は「破和合僧」であり、御宗門側の争点は「信仰上の化儀」なのです。この全く違うテーマについてお互いに言いたいことをぶつけているだけなので、なんの進展も無いままに話は平行線をたどり単なる悪口合戦に終始してしまっているのです。

それではどうすれば良いのか…。

先ずは相手の主張する「戒壇論」を正確に理解し、正しいところは正しいと認めてあげて、本来の日蓮正宗の教義の上から大聖人様や歴代の御法主上人は御遺命の戒壇に関してどのように仰せになっているかを懇切丁寧にお話ししてあげることが大切です。

そこまでの作業を丁寧にこなせば相手は多少聞く耳を持ちます。その上で本来の破門理由である「破和合僧」の経緯と、それが法華講員としてはどれだけ致命的なことなのかを教えて差し上げればよいのではないでしょうか。

けれどもこれをスマートにこなすには、どうしても乗り越えなければいけない壁があります。

そうです、「戒壇論」です。今まで20年間宗内を黙って観察してまいりましたが、「戒壇」に関して正確に理解している人があまりにも少なすぎるように感じます。これでは顕正会を破折するなんて芸当は夢のまた夢です。自身の足元が固まっていない状態で顕正会員にパンチを繰り出しても相手は蚊に刺されたくらいのダメージしか受けないどころか、かえってキツ~イ一発を喰らってしまうのがオチではないでしょうか。

というわけで、基本的な戒壇論から話を始めてみたいと思います。

「本尊所住の処は戒壇」の根拠を知るべし

日達上人の御指南や、その後の日顯上人の「戒壇の大御本尊おわします処は事の戒壇」の根拠となる文証はどこに存在するかを法華講員の皆さんは説明できますか?ネット上で無様な姿を晒す法華講員さんの殆どはこれを理解できていません。

枝葉のことをいくら勉強しても、ここが理解できていないと全くダメダメなんです。

だから「戒壇は建物では無い」なんてすっとぼけたことを言い出してしまうのですよ。すべてはここからスタートなんです。次回はこの点を少し深堀してみましょう。

YOASOBI「祝福」Official Music Video (『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニングテーマ)

YOASOBIさんのコンサートもなかなか良いです?

YOASOBI「祝福」(The Blessing) from 『YOASOBI ARENA TOUR 2023 "電光石火"』2023.6.3@さいたまスーパーアリーナ

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